初めて事業用不動産を探される方へ

移転先の希望条件をまとめる

まずは、社内で不動産会社へ問い合わせをする際に必要な情報（下記参照）を上司等にヒアリングをしてまとめてみましょう。

相談する不動産会社を選定する

石川県内には、大手から小規模までさまざまな不動産会社が１,０００社以上存在します。アパート・マンションを得意とする会社や宅地分譲を専門とする会社、地元に密着し、ご夫婦で運営している会社など多岐にわたります。片っ端から闇雲に電話やメールで問い合わせをするよりも、ある程度絞って効率的に情報を集めましょう。

選定する際のチェックポイント

インターネットで「金沢市　貸倉庫」、「石川県　貸工場」等で検索してみましょう。上位にはおそらく、アットホーム、ハトマーク等の検索サイトが表示されると思います。まずはアットホームで物件を探してみて、条件に合う、もしくは条件に近い物件を取り扱っている会社に相談するのも１つの手です。また、検索結果の上位に不動産会社のホームページがある場合は、その会社のホームページ記載内容や更新状況を確認した上で相談するのも１つの手です。

実際に内見をしてみましょう

条件に合う物件があった場合や不動産会社から紹介された場合は、物件を内見してみましょう。事前にストリートビューや実際に車で現地を外側から確認するのも良いでしょう。可能であれば、内見時に会社の決裁権者（代表者等）にも同席していただきましょう。 また、内見時に確認しなければならない点は事前にまとめて、不明な点があれば不動産会社へ確認をしましょう。

社内稟議書等の作成

会社によっては、社内で決済を得るために稟議書等が必要な場合がございます。契約を希望する物件が見つかったら、契約時に係る費用等について、不動産会社へ問い合わせをして見積書等を作成してもらいましょう。 また、不動産会社や貸主、売主に対して、申込書等の書類が必要となりますので、契約時に必要となる書類もあわせて不動産会社へ確認しましょう。 社内稟議や申込書の提出に時間がかかることが予想される場合は、あらかじめ不動産会社へ書類の提出時期が間に合うかの確認等を行いましょう。

契約書類、スケジュールの確認

会社によっては法務部等によるリーガルチェックが必要となる場合がございます。この場合、リーガルチェックにかかる時間も考慮し、契約のスケジュール調整を会社側と不動産会社側に行う必要がございます。

契約、引渡し

契約書への捺印、契約費用の振込、鍵の受領等で契約行為は完了します。 移転の場合は関係官庁への届出や取引先等に移転先の連絡先を伝える、名刺等の変更等々、必要な業務も多岐にわたります。ご契約の担当者は、移転先のライフラインの変更手続きの確認や引渡しを受けた直後の物件の現況を写真等で記録することが望ましいと思います。