ハトのマークとウサギのマークについて
街で見かける不動産会社の事務所の入口やガラス面には物件情報を掲載していたり、アットホームやスーモ等の広告用のポスター等が貼られている事が多いと思いますが、同じようにハトのマークやウサギのマークをしたものもよく見かけると思います。
店舗や会社によって、ハトのマークだったり、ウサギのマークだったりしますが、実は、これらはその不動産会社が所属する保証協会を示すものなのです。
不動産業を開業する場合、営業保証金1,000万円を開業する場所の最寄りの供託所(法務局)に供託する必要があります。
しかしながら、1,000万円を供託するという負担は開業する側からすればかなりの負担となる事から、保証協会に加入する事で、それらの負担を軽減できるという措置(弁済業務保証金分担金60万円を納付する事で営業保証金の供託の代わりとなる)がある事から、多くの不動産会社が保証協会に加入しています。
そして、その保証協会はハトのマークの全国宅地建物取引業協会連合会(全宅)とウサギのマークの全日本不動産協会(全日)の2つの保証協会がございます。
両協会の事業内容については大きな違いはございませんが、ハトのマークの全宅の加盟会社数が全国約10万に対し、ウサギのマークの全日の加盟会社数は約3.3万となっており、石川県内においても、ハトのマークの全宅とウサギのマークの全日の加盟会社の比率は約9:1の割合となっております。(両協会がそれぞれ運営するハトマークサイト、ラビーネット不動産より算出)
弊社もハトのマークの全宅に加盟しておりますが、不動産会社と接するユーザー様やオーナー様からすれば、ハトかウサギかで受けるサービス等が変わるわけではなく、窓口となる人物や担当者、会社によって異なると考えられますので、お取引やお付き合いのある不動産会社がハトかウサギかはあくまで参考程度という事になると思います。