益進から皆様へ2020.01.26(更新日:2022.10.12)
角印と丸印の違いとは?
請求書や見積書、領収書や契約書など、企業でも印鑑を使用する場面は多々ある事とは思いますが、これらの書類に使用する印鑑には、角印や丸印といった種類の印鑑がございますが、それらに明確な違いはあるのでしょうか?ネットで調べてみました!
まず、角印も丸印もどちらも『社判(しゃばん)』という企業で用いる印鑑全般のカテゴリーに属します。
『社判』には、他にも会社の住所や代表者名が記載されたゴム印等も含まれます。
また、『社判』と似た『社印(しゃいん)』という言葉がございますが、『社印』は会社名が記載された角印だけを指す場合が一般的なようです。
『社判』→角印、丸印、ゴム印などの総称
『社印』→角印のみを指す
続いて、角印について掘り下げてみると、角印は企業から発行された書類である事を単に相手に知らせるために押されるハンコであることから、認印という意味合いが強く、実務上では、請求書や見積書、領収書や発注書等に用いられる事が多いそうです。
対して、丸印は、法人の実印として、会社や団体の設立登記をした際に、法務局に登録した印鑑を指し、
使用される場面は、企業の代表者が決定した重要な取引や契約の際に限定される事が多く、
取引によっては、契約書等に捺印した際に印鑑証明書を添付する必要がある場合もございます。
角印→認印、請求書や見積書、領収書や発注書など、様々な場面で用いられる。
丸印→実印、契約書等の重要な場面のみに用いられる。
ただし、角印も条件を満たせば、実印として登録できる事から、必ずしも角印=認印であるという事にはなりませんが、
昔からの慣習で、現在でも多くの企業が角印を認印として、丸印を実印として運用しているそうです。