市場動向2021.09.27(更新日:2022.11.05)
先日、2021年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)が発表されました。
先日、9月21日(火)に本年(2021年)7月1日時点の基準地価が公表されました。石川県は住宅地の平均変動率が昨年のマイナス1.1%からプラス0.3%に転じ、上昇率は沖縄県、福岡県に次いで全国3位となったそうです。(北國新聞DIGITALより)
基準地価とは、1974年に制定された国土利用計画法に基づき、各都道府県内から選んだ全国2万ヶ所以上の基準値の標準価格のことで、不動産鑑定士が周辺の取引事例等から1㎡当たりの価格を算定し、毎年7月1日時点の標準価格として、都道府県知事により9月下旬頃に公表されます。
記事によりますと、昨年は新型コロナウイルスの影響により、住宅着工数が落ち込み、石川県内で変動率がプラスであったのは、金沢市、野々市市だけでしたが、今回は2市に加え、小松市、白山市、かほく市、津幡町、内灘町、川北町の計8市町で上昇に転じたとの事で、その要因の一つとして、ドラッグストアの上昇が挙げられていました。
また、金沢市内では、金沢外環状道路海側幹線の延伸が予定される北部や、ボウリング場「ジャンボボール」跡地の開発が進む西金沢周辺で地価上昇が見られたとのことであり、石川県内住宅地の上昇率上位地点は、いずれも金沢市北部の荒屋町(8・0%)、金市町(7・8%)、高柳町(7・8%)との事でした。
石川県内の全用途の下落率は0・1%で、前年の1・4%からマイナス幅を縮め、ほぼ横ばいとなり、1㎡当たりの価格は65,400円で平均変動率の都道府県順位は10位となり、前年の37位から大幅に上がったそうです。(北國新聞DIGITALより)
最近では首都圏の本社機能の全部又は一部を地方へ移転する動きもございますので、今後の地価の動向にも影響を与える可能性があると思われます。