益進から皆様へ2018.07.23(更新日:2022.10.12)
土用の丑の日の鰻
日本で暑い時期を乗り切るために栄養価の高いウナギを食べるという習慣は「万葉集」にも詠まれている古いものですが、土用の丑の日に食べる習慣となったのは、安永・天明の頃(1772年―1788年)だそうです。(Wikipediaより)
そもそも、土用の丑の日とは、土用(五行に由来する暦の雑節であり、1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間)の間のうち十二支が丑の日であり、夏の土用の丑の日のことを言うことが多く、夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑というそうです。今年でいうと、7月20日が一の丑、8月1日が二の丑になります。
土用の丑の日に鰻を食べる習慣についての由来には諸説あるそうで、平賀源内が発案したという説が最も有名だそうです。
その由来は、商売がうまくいかない鰻屋(知り合いの鰻屋というパターンもあるそうです)が、夏に売れない鰻を何とか売るため、源内に相談したところ、源内が「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを提案し、その結果、その鰻屋が大変繁盛したことから、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したとされています。
現在でも、土用の丑の日が近づくと、スーパーやコンビニなどで鰻や鰻のお弁当等の販売の案内や予約セールを見かけると思います。
毎年当たり前のように見かける光景ですが、その起源は大昔からの風習であり、それが現代まで続いている事に感慨深いものがありますね。