益進から皆様へ2018.08.01(更新日:2022.10.12)

『新盆』と『旧盆』と「キリコ」

「お盆」は、全国各地で先祖の霊を迎え入れ、また送り出す為の盆踊りやお祭りが開催される時期であり、毎年、お盆の時期になると帰省ラッシュが始まります。夏の風物詩ともいえる「お盆」ですが、地域によって、7月の『新盆』と8月の『旧盆』の2つがございます。

お盆


全国的にみると、8月に行われる『旧盆』が主流ですが、7月15日を中心として行われる『新盆』が主流の地域もございます。(Wikipediaより
「お盆」の時期が異なる理由は、明治時代に暦の国際基準化を目的として行われた改暦(グレゴリオ暦の採用)が関係しており、改暦に伴って日本の各行事は30日遅れとなり、もともと旧暦の7月15日に行われていた「お盆」も、改暦後には新暦の8月15日に行われるようになりました。
石川県内においても、金沢市の旧市街地や白山市の旧美川町地区、かほく市の旧高松町高松地区などの一部地域においては『新盆』となっております。
また、「お盆」の時期になると金沢市内のスーパーや薬局などの店頭に「キリコ」が並びます。「キリコ」とは、木と紙でできた箱のようなもの(箱キリコ)であり、お墓参りの際に持参し、中にロウソクを立てて、お墓の前につるします。
「キリコ」の画像や種類については、参考サイト様をご参照下さい。個人的には、「お盆」といえば、みんな「キリコ」をつるしてお参りするものだと思っていましたが、どうやら金沢市等の一部地域の風習のようで大変驚きました。
「お盆」は地域によって行われる時期が異なり、風習も様々です。お盆休みを機会に各地に赴いて、「お盆」の行事や風習の違いを楽しんでみるのもよいかもしれませんね。

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