益進から皆様へ2018.08.02(更新日:2022.10.12)
石川県『洪水浸水想定区域図』
先月26日、石川県は県が管理する「犀川」、「浅野川」、「前川」、「八丁川」、「鍋谷川」の5河川について1,000年以上に1回降る豪雨を想定した『洪水浸水想定区域図』を公表しました。
5河川とも、従来の『洪水浸水想定区域図』と比較して、浸水面積が2倍以上に広がっています。(「犀川」:14.9平方キロメートル→38.2平方キロメートル)
従来の『洪水浸水想定区域図』は50~100年に1回降る豪雨を想定していましたが、全国各地で集中豪雨による河川の氾濫による浸水被害が発生した為、2015年に水防法が改正され、『洪水浸水想定区域図』が見直される運びとなりました。(朝日新聞より)
『洪水浸水想定区域図』は浸水の深さによって色分けされており、色が濃い場所ほど、浸水が深くなると想定されています。詳しくはコチラから御覧になれます。この他にも、浸水深50cm以上の「浸水継続時間」や河岸の浸食や氾濫流による「家屋倒壊等氾濫想定区域」もリンク先から御覧になれます。
石川県が管理する県内の河川のうち、『洪水浸水想定区域図』作成の対象となるのは28河川であり、今回の5河川以外の23河川についても、今後、公表される予定であり、市町村等はこれらの区域図をもとに避難情報を盛り込んだハザードマップを作る予定です。
先日の西日本豪雨でもわかるように、近年は想定や想像を大きく超える災害等が発生する事もございますので、日頃から防災の意識を持ち、災害発生時の対処法や避難場所等もご家族等で話し合ったり、確認したりする事も大切になってきますね。