市場動向2018.08.17(更新日:2022.10.12)
北陸新幹線の利用者が3,000万人を突破
JR西日本は北陸新幹線(上越妙高―糸魚川間)の利用者数が2018年8月14日に3,000万人を突破したと発表しました。2015年3月14日の開業から約3年5ヶ月での到達となりました。(日本経済新聞より)
北陸新幹線の利用者は開業から1年1ヶ月後の2016年4月13日に1,000万人に到達し、さらに1年2ヶ月後の2017年6月15日に2,000万人を突破しており、これらとほぼ同じペースで3,000万人を突破したことになります。
また、開業3年目の北陸新幹線の利用者は856万9,000人で開業2年目とほぼ同水準を維持しており、北陸新幹線開業前の在来線特急の利用者と比べても約2.7倍の水準を保っています。
開業4年目も4~7月の利用者が前年比で2%伸びるなど、引き続き好調であり、7月に発生した西日本豪雨の際は、北陸と大阪・名古屋を結ぶ在来線特急が運休となり、東京で新幹線を乗り継いで関西方面へと行き来する乗客が増えました。
北陸新幹線は現在、2022年度末の敦賀開業を目指し、金沢以西区間の延伸工事が進んでいますが、人件費高騰による上振れしている建設費をどう負担するか等が今後の焦点となっております。(日本経済新聞より)
北陸新幹線の開業以来、金沢へ訪れる観光客は目に見えて増えました。平日でも金沢駅にございます鼓門の前を通ると、鼓門を撮影する観光客をたくさん見かけます。また、長町にございます武家屋敷周辺も海外の観光客をよく見かけます。
現在、金沢市内では、駅周辺や市内の中心街にホテルの建設ラッシュの状態です。今後も北陸新幹線の利用者や金沢への観光客も順調に増えていくと思われます。