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ケーススタディ

case study
相続の問題

息子に多額の改修費が見込まれる【負動産】は残したくない

息子に多額の改修費が見込まれる【負動産】は残したくない

オーナー様は昭和50年頃より県内で工場を操業していましたが、自身の体調悪化に伴い、工場を閉鎖していたところ、近隣の同業者に貸して欲しいと声をかけられ、賃貸していました。

賃貸を開始して10年程が経過しようとしていたところ、同業者より業績悪化に伴い、解約の申し入れがありました。

オーナー様は体調もすっかり良くなったので、久しぶりに自身の工場を確認したところ、
工場内の一部に雨漏れが確認できたばかりか、建付けが悪く窓が開かない箇所があったり、
工場の背面の外壁もはっきりと劣化が確認できる状態でした。

オーナー様は建築時にお世話になった工務店に修繕の見積もりを依頼した結果、屋根や外壁にかなりの改修費が必要だという事が分かりました。

オーナー様には息子もいたことから、当初はしばらく自分で工場を再開したご息子に工場を継がせようという考えもありましたが、
金銭面等で息子に負担をかけたくないという思いから、工場の売却を検討するようになり、金融機関に相談したところ、弊社を紹介していただきました。

解決のPOINT

工場への愛着と仕事への情熱をリースバックという形で解決

新たにオーナーとなる不動産投資家様にもメリットをー三方良しという考えー

早速、工場を確認させていただきましたが、築40年以上経過している事もあり、相応の傷みや不具合も確認できました。
しかしながら、きちんと改修を行えば、賃貸物件としてまだまだ活躍できると思えましたので、その旨をオーナー様へお伝えしました。

オーナー様は工場に愛着はあるものの、気持ちが売却に傾いていたこともあり、
賃貸よりも売却で話を進めて欲しいとの事でしたので、売却のご依頼を受託させていただきました。
その一方、自身で工場を経営できる物件を賃貸で探して欲しいとのご依頼も合わせていただきました。

工場の売却の募集をして間もなく、工場の購入をしたいという不動産投資家の方と出会いました。
投資家の方は工場を取得した後、改修して賃貸を行いたいとの事でしたので、
オーナー様を賃借人として紹介させていただき、リースバックという仕組みを提案させていただいたところ、
双方から合意を得る事が出来ました。

倉庫や工場等の建物の屋根や外壁は、室内環境を雨風や雪等の自然現象等から守る大切な役割を担っていますが、
常に雨風等にさらされている状態ですので、定期的な修繕やメンテナンス、塗装等が必要となります。

必要な修繕等を怠ると、雨漏れ等のトラブルが発生し、建物の劣化が進行するだけでなく、
ご入居中の契約者様にもご迷惑を掛けるとなりますので、
定期的な修繕等を心掛け、建物を巡回した際に劣化のサインを発見した場合は、
すみやかに対処するように努めましょう。